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裏山へ、1

錫山自然遊歩道・火の河原・万之瀬川・川辺ダム・神殿ルート を数年ぶりに訪れてみた。ダムが出来た事は知ってはいたが、あまりにの変容ぶりに、二度と戻らない風景を無くしてしまった現実を思い知らされました。

地図中の19号?線:参考地形図

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鹿児島国際大学の山側の道、上床より入る。錦江湾と桜島を眺めながらコーナーの連続する山腹の道を行く。途中から錫山自然遊歩道と合流する。


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指宿スカイラインとトンネルで交差し、そこを抜けると山々に挟まれた畑の風景が続き、火の河原と川辺・瀬戸山の分岐点に達する。



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瀬戸山に向け暫く行くと大きな岩と岩の間を水が流れ、観音菩薩像のある河原の小さな公園がある。以前は川岸にあるそうめん流しがシーズンだけ営業していたが・・・営業している雰囲気ではなかった。


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小さな橋を渡り川なりに左折、川沿いを暫く走るとなんと行き止まり。以前は子供達を連れ(10数年前?)川遊びに来ていたが、ご覧のようにダム湖になってしまい綺麗な川原の面影は何処にも無い。


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車を捨て道が湖に沈んでいる所まで歩いて行くと若い男性二人連れがボートを浮かべていた。環境が変わると又新しい遊び方があるのかもしれないが、家族連れや魚釣りの人などの間で結構隠れたポイントとして人気のあった?当時の風景を知る者としては痛々しい風景に見えた。・・・彼らにとっては今の風景がこの場所のイメージでしかないのでしょうね・・・。


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右上の写真に写っている橋から見下ろす。川辺ダムというらしい。この新しい道路は景色を切り裂いて錫山から神殿の手前まで続いていた。ちなみにこの川は万之瀬川の上流です。


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さて、川辺ダムを後にし次なる目的地は、神殿近くの山の中、以前たまたま林道探訪中に見つけた場所。バブルの頃ゴルフ場の開発があり途中で計画がストップしたらしい?以前は道なりに入れよく遊びにきていたが今では立ち入り禁止になっていた。


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どうしても記念に残しておきたかったので、徒歩で進入した(土地所有者の方、申し訳ありません)。お気に入りだった小高い丘に登りそこからの風景をカメラに収める。寝台のような石は以前のままだったが、木々が生長し景色を遮っていた。以前は無かった櫓があったので登って撮影した。一体何の為に作られた櫓なのだろうか?


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360度のパノラマが展開する風景の一部、天気が良いと遠く桜島も望めた。ここだけの話ですが、ここでキャンプをした事があり、下界が朝もやに覆われた風景は印象的なものでした。


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帰りは火の河原のルートを通った。火の河原は廻りを山に囲まれた数世帯の小さな集落で、その印象的な名前と日本の原風景のような佇まいに、理由も無く心を奪われています。

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